2018.02.13
最近、『HR Tech』という言葉を最近よく耳にするようになりました。
『HR Tech』とは、“HR(Human Resource)× Technology”を
意味する造語で、クラウドやビッグデータ解析、人工知能(AI)など
最先端のIT関連技術を使って、採用・育成・評価・配置などの
人事関連業務を行う手法のことを言うようです。
近年の目まぐるしいテクノロジーの進化により、採用や
タレントマネジメント、リーダー育成、評価、給与計算など
幅広い領域で活用されるようになってきたようです。
米国に比べて『HR Tech』の取組みが遅れていると言われる日本ですが、
某グローバルIT企業のプリンシパルに『タレントマネジメント』や
『リファラル採用』の活用の話を聞いたのは、7,8年ほど前だったと
記憶していますので、日系企業で最もグローバル化が遅れていると
言われて来た人事部門もIT活用の波がやって来ましたね。
テクノロジーの進化は、プロフェッショナルのあり方にも
大きな影響を及ぼしています。
インターネットの普及により、誰でも欲しい情報を無料で得る事が出来る
時代になったことで、以前のような専門家が知識・ノウハウだけで
差別化を図る事が難しくなっています。
豊富な知識・ノウハウを活用してクライアント企業の取り巻く環境を
理解した上で、企業価値向上のための提案力が求められていると
言って良いかと思います。
つまり、クライアントが抱える課題を抽出するビジネス感覚と高い
コミュニケーション能力が欠かせなくなっています。
会計士や税理士などの専門知識をどのようにクライアント企業の
価値向上に役立てていくのか、会計プロフェッショナルにも
戦略的なキャリアプランの策定が必要不可欠になった言えるでしょう。
変化の激しい時代、転職市場で求められるプロフェッショナル像も
絶えず変化をしていますので、時代に求められるプロフェッショナルに
なるよう、常に市場価値を意識したキャリアをお考えくださいね。
大学卒業後、1部上場メーカーでの法人営業経験を経て、2001年に米国公認会計士や米国弁護士など国際資格の取得スクールであるアビタスへ入社。同社の人材サービス子会社の役員、人材事業本部責任者を歴任し、キャリアコンサルタントとして10年以上に渡り、一気通貫型の転職支援に従事。
その後、国内大手ヘッドハンティング会社であるプロフェッショナルバンクにて事業会社のミドルマネジメント層や会計士・弁護士などの専門職を中心としたヘッドハンティング及び社外取締役・社外監査役ポジションのサーチ案件を担当し、現職であるVRPパートナーズに参画。