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村田輝之
【IPO準備】直前期フェーズの管理部門に異変!?

2017.12.12

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IPO準備中の管理部門の組織構築・人材採用支援においては
直前々期、直前期の企業さんの相談が圧倒的に多いのですが、
最近、直前期の会社さんからの求人依頼で異変が起きています。

 

「管理本部長(あるいは、CFO)のリプレイスを考えている」
「IPO準備を牽引出来る人がいないので、IPO準備室長が欲しい」
「主幹事証券からの指摘で開示のわかる経理マネージャークラスを増員したい」

 

おおよそこのような話が多く、現状の組織課題や管理部門の体制からすると
N-3期くらいかなと思い、IPOのスケジュールを伺うと、
まさかの直前期(あるいは、その直前)…、というケースもよく見るようになってきました。

 

IPO準備をオンスケで進めるには、〇月までに入社して欲しいという
結構無理のあるスケジュールの案件もここ最近増えてきています。

 

折しも超売り手市場の転職マーケットにおいて
タイトなスケジュールで求める方を採用出来るとは限りません。

 

売上・利益は、OK。ただ、形式基準を満たす上での内部管理体制に不備があり、
IPOが出来ないという話が意外と現実味を帯びてきています。

管理部門の採用はコスト面等で後回しになることもよくありますが、
中長期的な視点で見た場合、IPOがずれ込むことでの
ビジネス機会の損失を考えると、とても笑えない状況です。

 

企業成長を支える強い管理部門を早い段階から創り上げていく事が理想ですが、
なかなかそうもいかない事情も各社さんあると思います。

求める人物像にいわゆる同質性を求めた結果、そもそも転職マーケットにおらず、
採用が長期化する傾向もあります。

組織を創る上で同質性を基準とするのではなく、
多様性を考慮した上で組織構築に取り組む企業さんが
比較的スムーズに採用出来ている事例が増えてきています。

 

視野が狭くならず、じっくりと組織に向き合う事も大事ですね。

村田輝之 プロフィール

管理部門領域の人材紹介会社最大手MS-Japanに新卒入社。新人王・全社MVPを連続受賞するなど、高い成果を残す。

その後25歳で起業、管理部門のブティック型エージェント、クロスインフィニティ・マネジメントを設立。取締役として経営を担いながら自身もトップコンサルタントとして活躍。管理部門領域の人材採用を通じて数多くの企業のIPO、上場後の再成長、そしてターンアラウンドなど組織変革の成功に携わる。その後、リクルートキャリアにてグローバル・プロフェッショナル領域を経験し、現職であるVRPパートナーズに参画。

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