2015.12.18
ちょうど、この時期に皆さんのお手元にも今年の年末調整票が届く頃かと思います。
表題のふるさと納税については、配偶者控除や扶養控除、社会保険料控除、生命保険・地震保険料控除、住宅ローン控除など、細かな数字について把握する必要があるため、活用される方は、年末調整票をご覧になられながら、動き出される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、ふるさと納税について、名前は聞いたことはあるけど、何をどうすればよいか分からないとお考えになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私共の職業柄、公認会計士や税理士の方も、数多く公私共々お付き合いがあり、ふるさと納税については、『もはや自治体からの寄付の誘致合戦となり、商品目当てで本来の趣旨である寄付ではない』と仰られる方もいらっしゃいますが、個人的には、今まで知らなかった各地の名産品を発見する事ができたり、地域商品券などもあり、今まで行った事のない地域へ足を運ぶきっかけにもなりますので、地方を知るという意味においては、いいアイデアではないかなと思っています。
ふるさと納税についての案内は、既に数多くのサイトが御座いますが、極力簡単に言葉を選ばずに説明申し上げますと、
実質自己負担額2,000円で、上述の控除により寄付額の上限が変わりますが、だいたい年収の2%前後分の寄付※が出来ます。
※自治体により変わりますが、寄付額のだいたい40%~60%の範囲内相当のお礼の品が届きます。
例で申し上げますと、
・年収700万円で約14万円ほどの寄付枠で、約70,000円分ほどのお礼の品を頂けます。
・年収1,000万円で約20万円ほどの寄付枠で、約100,000円分ほどのお礼の品を頂けます。
・年収1,500万円で約30万円ほどの寄付枠で、約150,000円分ほどのお礼の品を頂けます。
具体例で言うと、鳥取県湯梨浜町のに10万円の寄付をすると、
以下のような、特大の松葉ガニ2杯が届きます。
http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/31370/25698
他には、茨城県の境町に同じく10万円寄付すると
サーロインステーキ(3.5kg)が届きます。
http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/08546/81677
友人・知人などを呼ばれて、BBQパーティするのも楽しいと思います。
実質、2,000円です。
また東北地方の震災復興支援や、最近の茨城県・栃木県の洪水など、義援金にも出来ます。
特別にこのサイトを勧めるつもりは御座いませんが、私が利用した中ではネットで完結する事が多く、分かりやすいかと思いますので、ご案内いたしますと、ふるさとチョイス『http://www.furusato-tax.jp/』のサイトが便利です。
画面左端に有る「クレジット決済が出来る」、「寄付金額」、そして欲しいものを決める。
これだけです。
あとは、案内にしたがって、クレジット決済すると、便利です。
その後、自治体から送られてくる(寄付が5箇所以内の場合)寄附金税額控除に係る申告特例申請書を郵送すれば、完璧です。
来年3月または4月に所得税分が現金として還付され、また来年6月に通知が来る住民税分も、寄付額に応じた減税処理がされております。
今まで面倒くさくてされた事がない、という方。
震災復興や義援金などでも、いいと思いますし、是非活用されては如何でしょうか。
大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。