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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】自身のキャリアは年齢と評価のバランスで考えよ

2014.02.24

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監査法人では通常、年に1、2回、評価を受ける機会があります。業務内容、業績などを勘案し、「S評価」「A評価」「B評価」「C評価」などと付けられるのです。
評価ポイントはいくつかあります。
1.クライアントとのリレーションシップについて……顧客との良好な関係を築けているかなど、専門家としての総合能力を評価します。
2.品質……監査の品質をどれだけ高く保つことができているのかを評価します。
3.マネジメント……チームワーク全体の能力やインチャージとしてのプロジェクト遂行能力などを評価します。
4.業務の効率性……タイムチャージについて不適正はないか、どんな/どのくらいの業務をこなしたのか、非効率的な時間外労働はないかなどを評価します。
これらを評価して数値化し、その平均点で評価を決めるのが一般的です。
もし、あなたの評価が「C評価」だったとしましょう。そのときは今後のキャリアについてしっかり考えるべきです。C評価は社内において評価が低いことを表します。20代ならば能力を発揮し、評価される可能性の高い転職先を探すのが1つの手です。
ただし、社内の評価だけではなく、担当している監査先企業の規模(大規模か小規模か)が評価に影響することが間々あります。大規模企業を担当すれば評価が高くなります。もしそのような場合でも評価が低いなら、それを事実として受け入れることが重要です。
30代でよい評価を得られない場合、できるだけ早く評価が得られる場所に転職すべきです。30代半ばでC評価だと、この先の昇進が難しくなるでしょう。キャリアアップには限界があり、法人によっては何年も同じ職位にいる人を昇進候補から外す企業もあります。「動けるうちに動く」ようにして転職を考えることをお勧めします。
20代、30代で「S評価」「A評価」をもらっている人は、今の会社に留まっていても上を目指せるでしょう。もし転職したとしても実績を十分示せるのではないでしょうか。
慎重に考えるべきは、40代で「B評価」「C評価」の人です。ほかへ転職したとしても、さらに厳しい評価になる可能性があります。転職するよりは、現職に留まって働き続ける方がリスクは少ないといえるでしょう。
40歳で「S評価「A評価」を得ている人は、昇進できる可能性が十分あります。このままキャリアを重ねていくのが望ましいでしょう。もし転職するとなると、年収は下がるし、築いたキャリアも1から積みなおすことになるので、そのあたりを考慮すべきでしょう。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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