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大谷幸宏
【会計士・税理士転職コラム】20代後半で考える転職先としての選択肢とは?

2013.11.20

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あなたがもし20歳代後半で転職しようと考えているなら――。30代や40代に比べて相対的に選択肢は広いはず。経験が乏しくてもポテンシャルに期待する法人が多いからです。
 
具体的に20代後半で転職する先には、どんな企業、法人があるのでしょう。ここでは一例を示します。
大手の監査法人、税理士法人
中堅の監査法人、税理士法人
一般企業(部署は経理や財務、税務、経営企画、IRなど)
戦略系のコンサルティングファーム
ビジネス、IT系のコンサルティングファーム
ブティック型の会計ファーム
金融機関(法人営業、プライベートバンカー、公開引受、内部監査、PEファンド、投資銀行系業務など)
ベンチャーキャピタル
専門学校の講師
などです。
 
このようにいろいろな選択肢があるのが20代後半です。転職しやすいタイミングといえるでしょう。しかし一方で、どんな方向に進めばいいのか、迷いやすくなるのも事実。「今の仕事がイヤ」という理由で転職するケースが多くなりがちです。このような理由で内定をもらったとしても、新たな職場では失敗してしまうのではないでしょうか。
 
転職は一時的な理由ではなく、自分の目標を達成するための手段として考えるべきです。年齢が上がるにつれて求人数は減っていきますが、逃げるように転職をしても、結局は同じことを繰り返してしまうかもしれません。法人の採用担当者は、「転職回数」にも目を向けます。もし転職回数が多ければ、「この人はいい加減」と受け取られてしまうかもしれません。将来の目標を見据え、「なぜ今転職する必要があるのか」をしっかりと見定めて行動に移すようにすることです。
 
できれば20歳から40歳までのキャリアプランを転職前に描いてみるとよいでしょう。「30歳の時どうあるべきか」「40歳になったらどんな業務をこなしたいか」「給与は何歳でいくらもらっているのがいいだろう」などを時系列に書き出してみましょう。それに向かって自分は何をすべきかが見えてくるはずです。ビジョンを整理できてない人は参考になるでしょう。
 
キャリアプランは綿密に描くほど、自分に足りないスキルや経験が見えてきます。転職をする前に、自分に足りないものは何なのかを知り、現在の職場で足りないものを埋められるのかを考えることが大事です。もし埋められないのなら、次のステップとして転職先を探すべきではないでしょうか。このように道筋を描き、先を見越して転職を捉えることが必要です。
(文:VRPスタッフ)

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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