2011.08.29
7月に発表された有限責任監査法人トーマツ続き、
有限責任 あずさ監査法人において、早期希望退職者を募る事になった。
これで、ついにBIG4と呼ばれた監査法人全てにおいて人員削減が行われた事になる。
参考までに、有限責任 あずさ監査法人については、BA事業部(ビジネスアドバイザリー)と呼ばれる部門
(旧:KPMGビジネスアシュアランス)のみを対象に、約50名程を募集する。
今年の春位から噂されていたが、近々人事制度の改定を行うので、そのタイミングに合わせたのであろう。
先々週辺りから、現実味を帯びた話となっていた。
参考までに、有限責任 あずさ監査法人は、
大手監査法人の中でも他社に先駆けて、非監査業務に力を入れ、結果、売上を大きく伸ばし、
比較的業績も大手の中では良い方だが、兜の緒を締めると言う事だろうか。
また、聖域ない改革という事で、人事制度についても改定に取り組む。
親子上場の廃止並びにIPOの激減等による、監査報酬の減少もあり、
業界全体的には、少なくともあと、2,3年は厳しい状況は続くであろう。
個人的には、人員削減も経営戦略の一環として、否定しないが、
厚遇されたパートナーの退職金や、年金制度、
更に、今までの上りだけのエスカレーター方式での人事制度などの改革に
是非、取り組んで欲しいと思う。
**アクチュアリー・公認会計士専門のヘッドハンティング会社**
株式会社VRPパートナーズ
代表取締役 大谷 幸宏
http://www.vrp-p.jp
大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。