2011.02.22
何ともインパクトのある数字だが、昨晩、日経新聞において発表された記事である。
内容は、試験合格後に入る実務補修所の入所者1918名を対象にアンケートを実施し(回収率は78.9%)、
その結果、昨年の試験合格者のうち、就職・内定したのは、全体の57.4%で、
過去最悪と言われた09年度(71.7%)を、大きく下回ったそうだ…。
内定先の内訳は、監査法人が89.7%と大半を占め、事業会社・公務員は、6.8%と、
依然として監査法人が就職先の中心となっている。
更に、その結果を受け、金融庁としては、当面試験合格者を例年の2000人程度から、
1500人程度に減らしていくいこうとの事。
先を予想して対策を打つのではなく、後手後手で対策を打っていく
毎度のことながら、金融庁の動きの鈍さ、市場での情報収集の疎さには、憤りを隠せない…。
振り回されるのは、受験勉強中の方達だ…。
ただ、そのような中、先日、参加させて頂いた第4回会計人祭で、嬉しいご報告を頂いた。
大手監査法人の選考に、残念ながら漏れ、
昨年12月にご相談を頂いていた公認会計士試験合格者の方から、
東証1部上場で、誰もがご存じの大手有名企業から内定を頂いたとのご報告があった。
その方は、当初、大手監査法人の就職浪人を視野に入れて考えられていたが、
色々と現実的なお話をさせて頂く中で、就職浪人については、可能性が無い事はないが、
非現実的でもあり、ご志向性を伺う中で、監査法人以外での道をアドバイスさせて頂いた。
結果、気持ちを切り替えて、事業会社への就職活動をされたそうだが、
あの時のアドバイスが、非常に参考になったとの事で、御礼を仰る為にお越し頂いた。
私共からのご紹介では無いが、とても嬉しいご報告であった。
恐らく、このブログをご覧頂いていると思う。
是非、頑張って下さいね。
いつか、成長された姿を拝見出来る事を楽しみにしております!
**アクチュアリー・公認会計士専門のヘッドハンティング会社**
株式会社VRPパートナーズ
代表取締役 大谷 幸宏
http://www.vrp-p.jp
大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。