2011.02.11
昨年度、公認会計士試験合格者で大きな話題となった人物の中に
プロバスケットボール選手の岡田さんがいる。
岡田さんは、日本代表でもあり、現役のプロバスケットボール選手。
(確か、合格発表時は、
日本代表としてアジア大会の最中だったと記憶している)
実は、岡田さんとは、会計士関係の交流会で、
合格前から何度かお会いしていたご縁がある。
彼のひたむきな努力については、よく話を伺っていたので、
彼の合格発表後、何か我々でもお役に立てることがないかと声をかけていた。
岡田さんは、
『先ず前提として、自分はプロのバスケットボール選手である。
リーグ戦の試合や練習だけではなく、日本代表としての合宿などを
第一優先とする事を理解してくれる所がよい。
そして将来的に、会計士の資格を活かし、
今後、バスケを含めスポーツ業界に会計という切り口を含め、
何らかの形で貢献したいので、実務経験もつんでいきたい』
との希望であった。
なかなか難しいリサーチになりそうだと思案していた所、
『かなり無理を言っているのは承知なので、業務における対価としては、
無報酬でも構わない』ということであったので、
そこまで覚悟しているなら、私も全力でサポートさせて頂きたいと思い、
何社か大手監査法人の人事部へ連絡をさせて頂いた。
しかしながら、条件は非常勤となり、また、リーグ戦においても
プレーオフに進むかどうかによっても、出社日数も変わり、
また、日本代表に選出されると、長期の合宿も始まる。
更に海外遠征もあり、出社日が不確定との事で、
なかなか良いお返事を頂けない。
確かに先方の仰る通りで、ただ、私としても何とかサポートしてあげたい、
そこで、以前から大変懇意にして頂いている新日本監査法人の代表社員の方に
直接、直談判した所、その方も、岡田さんの姿勢に共感して、
我々も彼の活動を全面的にサポートしようというお言葉を頂き、
2度の面接を経て、無事に内定となった。
ただ、そこで終わりではなく、
彼は、現在、トヨタ自動車に所属しているプロバスケットボールの選手である。
そうなると、例え、バスケットボールをメインとしつつも、
他社で仕事をする限り、副業にもなる。
従来、副業は禁止されているが、彼の雇用形態がプロ選手という事で
一般社員とは違ったという事と、トヨタ自動車としても、彼の熱意に共感し、
特例として、副業を認めて頂いた。
先日、入社式が行われ、早速、その事がメディアにも取り上げられたが、
私共としても、是非、応援していきたい。
この場を借りて、思い切って採用頂いた新日本有限責任監査法人と、
副業を認めて頂いたトヨタ自動車に敬意を表したい。
(入社式を終えた直後の記事です。)
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011020101000596.html
(弊社の事をご紹介頂いた岡田選手のブログです)
http://yusukeokada.seesaa.net/article/185045404.html
**アクチュアリー・公認会計士専門のヘッドハンティング会社**
株式会社VRPパートナーズ
代表取締役 大谷 幸宏
http://www.vrp-p.jp
大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。