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大谷幸宏
定額減税について思う事

2008.11.10

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迷走している「定額減税」について、
麻生首相が高額所得者には自発的に辞退を促す事が望ましいと発表した。

高額所得者自らが、管轄の区役所・市役所へ足を運び、
諸手続きをする事を想定している様子だが、
仕事上、年収2000万円以上(今回の高額所得者の定義)の方々とも
よくお会いしているが、資産家を除き、高額所得者の方々は、
深夜遅くまで働かれており、平日も大変忙しくされている。

恐らく、区役所・市役所の手続きも平日に行う事になるのであろうが、
忙しいスケジュールの合間を縫って、自ら収入を減らす手続きに行く方が、
どれ位居るのだろうか、と疑問に思う。

確かに、高額所得者に対しての減税については疑問も残るが、
定率減税ではなく、定額減税にした時点でインパクトはあった。
しかしその後の迷走劇のおかげで、
世論調査でも過半数を超える人が、すでにそれほどの効果はないと見切っている。
自民党内も意見をまとめずに、先走りした麻生首相に問題がある。
麻生首相は自らの力不足を露呈しただけではないだろうか。

ばらまき政策も、パフォーマンスの仕方で、
こうも無残な結果になるとは・・・・

**アクチュアリー・公認会計士専門のヘッドハンティング会社**
 

株式会社VRPパートナーズ
代表取締役 大谷 幸宏
http://www.vrp-p.jp

大谷幸宏 プロフィール

大学卒業後、金融機関にて法人営業職を経験し、98年に管理部門に特化した株式会社日本MSセンター(現:MS-ジャパン)へ入社。東京本部の立ち上げを行うなど、現在の同社の基盤を作る。2004年に国内最大規模のヘッドハンティング会社、サーチファーム・ジャパン株式会社よりスカウトを受け、エグゼクティブサーチ業界へ。 同社入社後も数多くの結果を残し、入社2年でパートナーへ昇進。2007年11月に株式会社VRPパートナーズを設立、代表取締役に就任。18年間のキャリアにおいて、2万人以上の転職者との面談実績を持ち、入社後の定着率は95%以上とサーチ業界内においてもトップクラスの実績を誇る。2014年に日本アクチュアリー会の会員に。

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