気になるニュース(2024年12月)


11月に引き続き12月に気になったニュースを幾つかピックアップいたします。
内容はすべて単なる個人的な見解であり、特定の人物や団体等を誹謗・中傷する意図は全くないことを、念のため申し添えます。

スケジュールの関係で、11月下旬のニュースが含まれている場合がありますことを何卒ご容赦ください。

1.負け犬の遠吠え!?

日本が誇る世界的漫画『ゴルゴ13』の実写版とでも言うべき、貨物飛行機に紛れて海外逃亡を図ったゴーン元日産会長だが、自らの刑事責任には何ら説明責任を果たさず、元会長としての傍若無人ぶりには本当に呆れます。
同氏のおかげで首を切られた座間工場の行員たちにとって、どのような会見に映ったかは不明ですが、単なる“コストカッター”は不要という点は正しいようですね。

ちなみに、ゴルゴ13の第544話「欧州再生EU自動車戦争」に「フランス最大の自動車メーカー、ルドー社のゴンザレス会長」が登場しますが、単行本未収録のため、今後の単行本化を是非期待したいですね。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241223/k10014675901000.html

2.大学進学

実業家の「ひろゆき」氏曰く、「Fランでも大学には絶対に行くべき」とのことですが、就職・転職で有利になる”コスパ最強の資格”のランキング第一位が「日商簿記検定」になっているようです。
もちろん、司法書士や税理士など、世の中的に「難関資格」と呼ばれるものも(低位に)ランキングされていますが、やはり取得しやすい資格が上位にくるのはやむを得ないかもしれませんね。

残念ながら、「アクチュアリー」はランクインしていないようですが、先日、「女性アクチュアリーの名刺交換会」が大盛況と伺っておりますので、男女問わず、ある程度の難関資格にチャレンジして一生安泰を目指すことが1つの“勝ち筋”と言えそうですね。
https://president.jp/articles/-/88958

3.週5日出社への回帰

「コーヒーバッジング」という用語がトレンドになりつつあるようですが、未だに、会社という「箱」で「顔」をあわせることが「仕事」と言えるという、IT技術に真っ向から反旗を翻す「経営者」の存在を目にする度、“21世紀なのになあ”と懐疑の念を抱きます。

特に滑稽(失礼!)だったのが、『従業員にオフィス回帰を促す5つの方法』と『出社命令が上級職の離職率を高める可能性』でして、前者の方法としては、
○通勤にかかる費用を補償
○フレックスタイム制を導入
○勤務日を生産的なものにする
○モチベーションを高める活動を実施
○オンサイトの特典を設ける
が列挙されています。

残念ながら、すべて20世紀時代に生まれた方法なのですが。。。

4.半沢頭取の謝罪

貸金庫を舞台とした行員横領事件は、10億円以上という金額もさることながら、未だに犯人の氏名が出ないことや逮捕されないことに対し、大型スポンサーに配慮した地上波による“報道しない自由”など、様々な憶測が飛び交っています。
そもそも、利用者に無断で貸金庫を自由に開閉できる状態にあること自体が、銀行の信用を著しく棄損するものですが、一方、1000万円というペイオフ対策として、貸金庫に入れた現金はその金額にかかわらず全額保証されるなど(超)富裕層にとっては、利用料を払ってでも利用価値は十分にあるというのも貸金庫のメリットかもしれません。

ちなみに、10億円という超巨額横領事件としては、某郵便局長の事案も有名でして、1993年6月から2004年5月までの間に『料金別納郵便物』制度を悪用して、実に約12億円を横領したようです。
まさに、“上には上がある”ものですね。
https://www.japanpost.jp/corporate/milestone/chronicle/pdf/main_5_8_02.pdf

5.訃報(その1)

その活躍の場はマスコミにとどまらず、その好奇心に満ちた野望で“与野党による大連立構想”まで飛び出した“ナベツネ”こと渡辺恒雄さんが逝去されました。
98歳という大往生でしたが、球界や政界などから様々な哀悼の意を表されたことで、その交友範囲の広さを改めて痛感しました。
Jリーグ発足後も、読売ベルディだけが、「読売」というブランド名を死守したのも同氏の強い御意向(御威光)に起因したようですが、個人的に強く印象に残っているのは、故・大橋巨泉氏による政界引退時の御言葉です。

同氏曰く、“日本での老害と言えば、政界では中曽根さん、マスコミではナベツネさん”だそうですが、3名とも鬼籍に入られたので、天国でどのような会話をされているのかも非常に興味があるところです。合掌。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241219/k10014672231000.html

6.訃報(その2)

先ほどの故・大橋巨泉氏つながりで言えば、朝の情報番組やナレータなどで活躍された小倉智明氏が亡くなりました。
もともと、別局のアナウンサーのようでしたが、借金まみれで自己破産寸前まで辿り着いた際、大橋巨泉さんに救われたエピソードも有名ですね。
その後、『世界まるごとHOWマッチ』などの高視聴率番組のナレーションを経て、無事、借金返済に至ったようですが、自らが司会を務められたようですので、喜びも一入だったように思います。
https://www.oricon.co.jp/news/2050102/full/

お亡くなりになる直前に、“老後は夫婦でのんびりと旅行を楽しみたいと思う夫婦やカップルが多いだろうが、若いうちになるべく夢を実現しておいた方がいいよ。”と仰ったことがとても印象的です。合掌。
https://imozawa.blog.jp/archives/26441988.html

7.訃報(その3)

リニア工事に伴う前静岡県知事とJR東海とのバトルは記憶に新しいところですが、後方支援者として軽自動車メーカートップの影がチラホラしておりました。合掌。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1641012

8.業務改善命令

マネーロンダリング(資金洗浄)対策の不備で銀行法に基づく業務改善命令が出される見込みです。
同行のグループトップには、環境庁長官や関東財務局長など、金融機関からみれば“錚錚たる”メンバーが経営陣にその名を連ねていましたが、むしろ、主務官庁を含む行政機関との癒着を回避するため、心を鬼にして対応されたという見方もできるかもしれません。

土日に銀行カウンターが開いている稀有な金融機関ですので、是非、名誉挽回の背策を実施して欲しいところですね。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241224-OYT1T50162/

9.不倫会見に妻が同席!?

岸和田市長の和解額500万円について、国際弁護士の八代英輝氏から「裁判所から提案するものとしてはかなり高額」とのコメントがなされました。
アクチュアリーとは無縁に思える世界でも、特に、損保アクチュアリーにとっては、損害賠償という形で補償額の算定は切っても切れない関係かもしれません。

それにしても、2年続けての年末文春砲は流石ですね!

5億5千万円の訴訟や9000万円の賠償金(+口止め料?)など、混沌たる21世紀を象徴する事件が明るみに出ることで、少しでもより良い世の中になって欲しいと切に願うばかりです。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202412260000932.html

いかがでしたか。有名人の訃報が多い月でしたが、故・中山美穂氏の報道も印象的でした。
1986年に筆者が高2の頃、故・岡田有希子さんの自死による後追い自殺が社会問題化した際、自殺をテーマにした学級会で担任から、“自分は中山美穂という猫目の女優さんが好きだ!”と力説され、クラスの雰囲気が和んだことが印象的でした。“吉本新喜劇に、中山美保という女優さんがいますよ。”と余計な一言を挟んでしまったので、その後、微妙な雰囲気になりました。

(ペンネーム:活用算方)

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