今は11月。
いよいよアクチュアリー試験本番が近づいてきた。
受験生にとって、体調を崩さずに、ラストスパートに突入するタイミングだ。
焦って、試験勉強に専念し過ぎると、かえって疲弊して、思うように勉強が捗らないという悪循環に陥る危険性もある。是非、注意したい。
何事も、適度な“息抜き”が重要。
そこで、自分自身の受験時代を思い出しながら、幾つかの対処法を紹介しよう。
1つでも参考になることを祈りつつ。
1.寝る
通常の睡眠では、“90分サイクル”というのが有名であり、90分の整数倍、つまり、6時間とか7時間30分の睡眠時間が良い目覚めを導くと言われている。しかし、日中に“爆睡”してしまうと生活のリズムが狂うし、そもそも、図書館やファミレスなど外で勉強しているときは、仰向けで寝られない。
そこで、おすすめなのが、椅子に座ったまま机への“うつぶせ寝”だ。見た目は良くないかもしれないが、15分~30分くらいで自然と目覚める(はず)。目覚める自信がない人は、“うつぶせ寝”の直前に濃いめのコーヒーを飲むと良い。カフェインが効いてくるのが飲んでから30分くらいだからだ。
2.遊ぶ
時間を決めて好きなことをしてみる。ゲームやデートなど、試験のことを忘れることも大事だ。たまには。
3.友人と連絡
年賀状の整理や、SNSネットワークなど、ご無沙汰の友人と“繋がってみる”のも悪くない。アクチュアリー試験よりも“ハードな”悩みを抱えている友人に出くわしたときは、2つの心を持つと気持ちが楽に。
友人への同情心と、アクチュアリー試験に挑む自尊心を。
4.掲示板などへの書き込み
最近では、アクチュアリー受験生が集まる交流サイトが充実しており、忌憚なき意見交換も可能に。恐らく、同じような不安や悩みを抱えている受験生は少なくない。積極的に意見発信してみるのも効果的。
とにかく、“自分の殻”に閉じこもりすぎないようにすることが、勉強を長続きさせる秘訣だ。
5.合格体験記を書く
司法試験の某大手予備校では、受験生への最初の課題が「合格体験記」の執筆だ。
あえて「合格体験記」を書かせることで、自らのモチベーション・アップを図ることが狙いらしい。
確かに、合格後の自分をイメージできれば、それだけでも前向きな気持ちになれるだろう。
6.アクチュアリーを目指す理由を、最低5回、自らに問う。
そもそも、何故、自分はアクチュアリー試験に挑戦しようとしたのか。金のため?地位や名声のため?良い暮らしをしたいから?異性に持てたいから?
違うはず。
そう、数学を使って、世の中から“リスク”を少しでも減らしたいから!
数少ない、数学を使った社会的使命の極めて大きな資格。アクチュアリーは。
誇り高き、初心を忘れることなかれ。
7.数独
“ナンプレ”とも呼ばれるパズルだが、鉛筆さえあれば場所を問わず楽しめる手軽さが良い。最近では、スマホ向けの(無料)アプリも登場しており、鉛筆さえいらない時代だ。
数独にチャレンジしている間は、脳の動きが活発になっているらしく、3つの効果(脳の健康維持、イヤーワーム(=頭の中で音楽が再生し続ける)の除去、記憶力改善)があることが大学等での研究で明らかに。
知人のK大卒、S生命勤務のアクチュアリー正会員曰く、高校時代に大学受験勉強に疲れたときは、ひたすら“数独”をやり続けた、とのこと。
くれぐれも、数独をやりすぎて“数毒(中毒)”にならないように(笑)