2014年の金融市場の変動に関わらず、年金バイアウト価格は安定的に推移


世界最大級の人事コンサルティング会社マーサーの公表する「グローバル年金バイアウト指標」によると、2014年の5つの主要な年金バイアウト市場では、いくつかの大きな変動があったものの、会計上の負債額に対するDBバイアウトの平均的コストは、概ね安定的に推移した。本指標は、アイルランド、米国、カナダ、英国、オランダの5ヶ国における年金会計上の債務に対する年金バイアウトのコストをトラッキングしたものである。中でもオランダについては他の市場と異なり、2014年の年金バイアウト指標は顕著に低下していることは注目に値する。指標から、各国毎に好条件で年金バイアウトができる期間が、大抵の場合数週間のみであるが存在していることがわかる。人員構成や給付水準、資産やガバナンス体制を改善すべく制度運営を行っている年金基金や企業は、このような好機を逃さず利益を享受することができる可能性が高くなっている。

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http://www.mercer.co.jp/newsroom/2015-global-pension-buyout-index.html