アクチュアリーと言えども、出張で全国各地を飛び回る人もいれば、本社ビルなどで終日、事務処理に追われる人もいらっしゃるでしょう。
筆者は、どちらかと言えば、前者のタイプでして、新幹線や飛行機で全国を飛び回っていますが、移動中の時間も貴重な仕事の時間として活用するようにしています。
そこで、今回のコラムでは、新幹線での出張について、日頃から心がけているコツを、幾つかご紹介いたしましょう。
1.電源の確保
スマホやタブレット、パソコンなど、電源を如何にして確保するかは出張でなくても重要な課題の1つです。私も、かばんには蓄電池を常備するようにしています。
特に、新幹線では窓側の座席下に、コンセントがあるのですが、残念ながらコンセントは1つしかないため、いわゆる「3又ソケット」のように、コンセントの差込口を増やす器具も常備しています。
しかし、実は、座席以外にもコンセントの差込口があるのをご存じでしょうか?
そう、トイレ付近にある洗面所です。
特に、窓際の席が確保できない場合などに、重宝しますね。
2.座席の位置
コンセントやハンガー(ジャケットなどを引っ掛ける部分)を利用する場合には窓際の席が便利ですが、トイレなどで頻繁に離席する場合には通路側の方が便利ですね。飛行機にも共通する話ですが、座席を離れる頻度が多いかどうかで座席の位置を決めるのだ良いでしょう。
3.テーブルの利用
ノートパソコンを利用する場合には重宝するテーブルですが、一方で、テーブル利用時には前の座席の背もたれにあるゴムの網目状になった物入れが使いにくくなりますね。この網目状の物入れには貴重品は決して入れずに、飲み物など、万一、忘れた場合でも困らない物品を入れるようにしましょう。特に、スマホをここに入れたままにして、テーブルのパソコンに気を取られてしまい、スマホを車内に忘れることもあり得ますので、要注意ですね。
ちなみに、テーブルをしまえば、前の座席の背もたれに記載されている注意事項について、英語の表示もありますので、英語の勉強にもなりますよ。
4.ハンガー
冬場はどうしても洋服がかさばるので、折り畳み式のハンガーを持参すると良いでしょう。窓側のフックにかけておけば、しわになりにくく、また下車時にジャケット等を忘れることを防止してくれるでしょう。
5.紙袋
上述のハンガーとも関係しますが、少し大きめの紙袋を持参するようにしています。これは、コンパクトに折りたためば持ち運びにも場所を取りませんし、お土産等を収納することもできます。特に、良く利用する方法としては、通路側の座席の場合に、紙袋にジャケット等を収納すれば、そのまま網棚へ収納できますので、足元がスッキリとして移動できるという利点もあります。
6.コンビニの袋
コンビニのレジ袋も幾つか持参すると便利です。例えば、ガム等のごみ袋にもなりますし、前の座席の背もたれにあるフックにかければ、多少大きめの荷物でも楽に収納できます。特に、上述の網目状になった物入れを利用するよりもコンビニのレジ袋を利用した方が目立つので忘れ物防止にも役立ちます。
7.メールなどの整理
車内の移動時間では、読書やスマホ等でホームページ等を閲覧される方が多いように思えますが、私は、メールやパソコン等のフォルダの整理に充てるようにしています。普段から、まとまった時間で一気に片づけるような案件で、かつ、それほど急がなくても良いものをピックアップするようにしておいて、新幹線出張のような機会に適宜、処理していくのが効果的でしょう。
いかがでしたか。新幹線の車内で寝ている人を良く見かけますが、ビール等の飲み過ぎで寝過ごすリスクもありますので、できれば車内では起きた状態を維持するのが良いでしょう。ただし、人混みの密室に閉じ込められた状態になりますので、15分に一度は水分を取るようにして、喉の粘膜にくっついた風邪等のウィルスを胃に流し込むようにすれば、風邪予防にも効果があるようです。
(ペンネーム:活用算方)