2020年がスタートしました。日本では東京オリンピックもあり華やかな一年になりそうですが、『幸せな良い一年』になることを期待されている方々も多いでしょう。
そこで、今回のコラムでは、『幸せな良い一年』を過ごすためのコツを、皆様の置かれた立場に応じて、思いつくままご紹介してみましょう。
1.大学生
来年3月卒業予定の方は、本格的な就職活動の始まりですね。エントリーシートに書いたことを思い出しながら、ブレない心で面接に臨む必要があります。
特に、志望理由は明確にしておいた方が良いでしょう。
面接官は、日々大勢の志願者と面接しますので、ダラダラと回答する志願者は最も敬遠されます。皆さま自身が面接官になった場合、どのような志願者が好ましいのかを冷静に考えれば、自ずと答えが出てくるはずです。
2.四月から社会人
学生時代とは異なり、規則正しい生活に慣れることが先決です。筆者もそうでしたが、とにかく、週末が待ち遠しくなると思います。
また、『ホウ・レン・ソウ』も大事ですが、やはり、『ストレス耐性』が最も重要な要素だと思います。
例えば、アクチュアリー正会員などの公的資格を取得して、『いつでも転職できる』状態に自分を置くことが出来れば、余裕を持って仕事に邁進できることでしょう。
手に職をつけることは、いつの時代でも重要ですね。吉田兼好の『徒然草』によれば、『万(よろづ)に、その道を知れる者は、やんごとなきものなり。』です。
3.若手社会人(非管理職)
社会人の厳しさや組織での立ち居振る舞いなどに、戸惑いを感じることも少なくないでしょう。
出世だけが人生ではない、と頑なに信じつつも、同期が次々と昇進・昇格する都度、ある種の『焦り』を感じることもあるかもしれません。
管理職になる前に、一度、転職サイトに登録してみて、ヘッドハンターに意見を伺いながら、自分の『市場価値』を確認してみるのも、気分転換にもなって意外と良い方向へ導いてくれるかもしれません。
また、出来るだけ、社外のネットワークを構築しておくと良いでしょう。守秘義務違反に抵触しない範囲で、色々と情報交換できる人脈は、後々、大切になりますよ。
4.中堅社会人(管理職)
部下の育成や担当役員・部長等からの指示を部下にどのように卸していくか、日々悩む立場にあるかもしれません。
少なくとも、自分が非管理職の頃に、上司にされたくなかったことと同じことを部下に強いるのは絶対にやめましょう。
また、役員就任が近い方は、身辺整理(笑)を始めつつ、従うべき役員を見定めながら、時には『汚れ役』を自ら買って出て、将来の社長候補に恩を売るのも、処世術の一つかもしれません。
もっとも、『出る杭は打たれる』には、気を付けたいのですが。
5.熟年社会人
定年間近の方は、老後の生活をいかにして安定させるかが重要になるでしょう。
例えば、ご近所づきあいを円滑にするため、町内会等の清掃活動に積極的に参加したり、近くに学校があれば、頼まれもしないのに、横断歩道で『旗持ち』をやるのも良いでしょう。
また、結婚されている方は、熟年離婚にならないように、配偶者との距離を一定に保つことも重要です。理想的なのは、あまりお金のかからない、夫婦共通の趣味を持つことかもしれませんが、例えば、一緒にハイキングや体に負担のかからない範囲で登山などの趣味を初めてみるのも良いかもしれません。
健康寿命を如何にして伸ばすか、が豊かな老後を育むかどうかの分かれ目になるかもしれません。
いかがでしたか。上述の例は、あくまでも個人的な独断と偏見に満ちた感想ですが、少しでも参考にしていただければ幸いです。皆様の幸せな人生をお祈りして。
(ペンネーム:活用算方)